うつ病で休職したとき、僕は焦りしかなかった。
恐らく同じ境遇の人って結構多いんじゃないかな。
休職って十分に休んでリフレッシュして、また復帰するためにある休み時間なのに、うつ病になるくらいだから、休むこと自体が苦痛すぎた。
だからこそ、復職は成功しにくいんじゃないかなって経験から思う。
うつ病になり休暇を取得した大企業の社員のうち、5年以内に再発して休暇を再取得した人は47.1%に昇る--。
僕は休職と復職を約1年くらいの間繰り返した経験があって、繰り返すごとに段々と休み方みたいなものがわかってきた感じがしています。
どんな風に休んだらいいのかについて今回は書いてみようと思います。
グタグタ過ごすこと
まずおススメは、日常生活をグタグタにしてみることです。
これが本当にできない。うつ病になって休職しているんだから、復職に向けて、きちんと生活をして、朝早く起きれるように練習をして、1日3食決まった時間に食べて、出来る仕事があるなら家でもやれるようにして・・・・とか考えてしまいます。
だからこそ、うつになったのに、それもわからないのがうつ病になりやすい人なんだろうなと思う。
何かのルールに縛られていて、そうしないといけない、そうすべきだくらいの強い信念を持っているから、そこから脱線することは悪で、出来ない人の証拠だと自分に烙印を押してしまう感じです。
グタグタ過ごすが出来たら、休職の達人になったと思って良いくらいのレベル。
今までと同じ生活では恐らくうつ病から回復することはできないと、今思えばそう感じます。だって、その生活の根本にある「すべきルール」を厳守していたからこそ、うつ病になったんだから。
理想の生活を少ししてみる
僕はゆっくりしたかった。忙しくしていると充実感はあったのは確かだけれど、何かに追われている感じは常にありました。

常に追われているモノの正体は自分の中にある厳しい先生。
その先生は、僕が育ってくる中で育ててしまった先生で、本当は存在しないことを僕はその頃全くわからなかったし、今でもその先生が時々厳しく言いながら出てくる感じもあります。
ゆっくりしたいなら、ゆっくりすること。理想の生活はどんなだろう?と想像してみたとき、始めにやったことはガーデニングでした。
ローズマリーの苗を玄関横に植えて、その横にはまたホワイトセージの苗を植え、多肉や野菜を育ててみたりしました。
今思えば、グリーンなものしか育ててなかったことに気づくくらい、緑色の癒しを求めていたのかな。
ガーデニングの時間の過去日記があったので抜粋します。
今日は晴れ。良い天気だ。ハウルと一緒に庭の玄関横にローズマリーを植えた。ちょっと動いただけなのにひどく疲れる。全然体力が戻らない。でもそれでいいんだというようにハウルはそばで見ていてくれた。
その頃のローズマリーは、10年以上経って、今では樹木になっています。
まとめ
うつ病になった人が休職することは、とても焦るし、復職に対する強い願望が、休みだけれどきちんとしなくちゃ、それじゃないと復職できない、そんな思いに駆られています。
でも今思えば、
のです。
出来ることであれば、生活リズムをわざと崩して、理想の生活を少し実現してみるくらいができると、心の回復が早くなる気がします。
うつ病のときに読んだ本
認知療法の書籍を主治医から勧められたのを覚えています。ここで認知のゆがみ10か条を初めて知りました。現在の数秘心理学講座でも応用している部分。
精神科の先生が書かれた書籍。Oリングなどの潜在意識の話もある、ちょっと変わった本。